英国のライドシェア大手Splytがモスクワに進出した。ロシア経済誌『コンメルサント』が21日報じた。同社は地域の小規模なタクシー会社やライドシェア企業と連携し、決済などを行うことのできるプラットフォームを提供している。これにより、自社登録の運転手とユーザーインターフェースを使いサービスを提供する米ウーバーや現地企業ヤンデックスタクシーとの差別化を図る。
2014年にロンドンで設立されたSplytはウーバーなどと競合する国内外の小規模タクシー事業者と連携し、利用者が海外でも使用できるアプリとプラットフォームを通して手数料を徴収する事業を行っている。同社によるとすでにフランスのTaxi Bleus、ベルギーのTaxis Verts、ポーランドのiTaxi、アフリカのOga Taxiと提携している他、アラブ首長国連邦(UAE)のCareemや中国の易到(Yidao Yongche)といった配車サービス大手との新たな提携も明らかにしている。
Splytのミンチン最高経営責任者(CEO)はコンメルサントに対し、日本でも事業を展開するため交渉を進めていることを明らかにした。