みずほ銀行、カザフスタン投資誘致機関と業務提携

みずほ銀行は27日、日系企業の進出支援でカザフスタン輸出投資国家庁(カズネクスインベスト)と業務協力することで合意し、覚書を締結した。安倍総理大臣の同国訪問を機に署名されたもので、産業の多角化を狙うカザフスタンにおける日系企業の事業拡大を後押しする。

みずほ銀行の28日付発表によると、カズネクスインベストはカザフスタンへの投資誘致を業務とする政府機関。伝統の資源産業だけでなく、他の分野の発展に向け、国外からの投資を呼び込むことを狙っている。

日本からも資源関連だけでなく、自動車・機械関連企業の進出も増えてきているといい、新規進出や現地企業との連携をサポートする方針だ。

カザフスタンはロシアや他の中央アジア諸国に比べると投資環境が良好で、ロシアと関税同盟を結んでいる。このため、日系企業にとってはカザフスタンをロシア・中央アジア進出への足がかりとして位置付け、事業を展開する戦略が考えられる。

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