ネット通販大手アマゾンでの自社製品の販売差し止めを求めてリュックサック製造の独ドイターが提訴した係争で、2審のフランクフルト高等裁判所がドイターの訴えを認める判断を下したことが、12月23日に公開された判決文で明らかになった。同高裁は上告を認めており、係争は最高裁の連邦司法裁判所(BGH)に持ち込まれるとみられる。
ドイターは小売店が同社製品を販売する場合は顧客に専門的なアドバイスを行う必要があると主張。そうしたアドバイスを伴わないアマゾンでの販売差し止めを求めて提訴した。1審で敗訴したものの、2審のフランクフルト高裁は逆転勝訴を言い渡した。
同高裁は、価格比較サイトでの自社製品評価をメーカーが禁じることについては違法だとの判断を示した。