英国、15年新車登録が過去最高に・12月は8.4%増

英自動車工業会(SMMT)は7日、同国の2015年通期の乗用車新車登録が前年比6.3%増の263万3,503台となり、過去最高を記録したと発表した。260万台の大台に乗ったのは初めて。これまでの過去最高は2003年の257万9,050台だった。12月単月でも前年同月比8.4%増の18万77台と、12月ではこれまでで最も多い登録台数となった。

15年通期の登録台数をカテゴリー別にみると、顧客別では、大口法人が前年比11.8%増と大きく伸び、個人向けも2.5%増と前年を上回った。小口法人は9.6%の減少だった。燃料別では、ガソリン車が8.4%増、ディーゼル車は3.0%増となり、市場シェアはガソリン車(48.8%)とディーゼル車(48.5%)がほぼ同じ割合になった。代替燃料車は40.3%増と大幅に伸び、市場シェアは2.8%となった。SMMTによると、プラグインハイブリッド車が前年比で2倍以上に伸びた。純粋な電気自動車は約50%の増加だった。

SMMTのホーズ会長は2015年の好調について、消費者や企業の景況感が強く、魅力的な金融サービスや低インフレが最新技術を装備した高性能な低燃費車両の販売を後押ししたとの見解を示した。

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