シュコダ自の世界出荷台数、2年連続で100万台超

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は12日、2015年通期の世界出荷台数が105万5,500台となり、前年に比べ1.8%増加したと発表した。100万台を超えたのは昨年に続き2年連続となる。西欧、中欧の販売が好調だった。12月単月では前年同月比5.7%増の8万6,600台となった。引き続き、新モデル攻勢で販売を伸ばしていく方針であり、特にSUVセグメントを強化していく意向を示している。

15年通期の地域別の出荷台数は、西欧市場が前年比4.3%増の43万900台となり、このうち西欧最大市場のドイツでは6.2%増の15万8,700台を出荷した。

中東欧市場は、前年比14.8%増の17万2,100台と好調で、母国チェコでは21.1%増の8万5,000台を出荷した。

東欧は、ロシアが前年比34.8%減の5万5,000台と大幅に落ち込んだ。ロシアを除いた出荷台数は5.8%減の3万2,700台となっている。ただ、ルーマニア(9,000台、23.0%増)、セルビア(5,900台、14.4%増)、ブルガリア(2,600台、27.9%増)では2ケタ増を確保した。

シュコダにとって最大市場の中国では、前年比0.1%増の28万1,700台とほぼ横ばいだった。インドは1万5,800台と前年(1万5,500台)に比べ1.9%増加した。その他では、イスラエル(1万7,800台、17.4%増)、トルコ(2万2,200台、58.4%増)が好調だった。

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