ZF、米国事業を再編・TRW買収による機能重複を整理

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは11日、米国事業の組織再編について発表した。米同業TRWオートモーティブの買収を受けた措置で、ミシガン州リヴォニアにある現在のZF TRWの拠点と、リヴォニアから車で約20分の近距離にある同州ノースビルのZF拠点の事業重複を整理する。

具体的には、2016年4月に、北米事業の管理部門をリヴォニアに集約し、ノースビルは販売・開発センターの本拠地と位置付ける。従業員数は現在、ZF TRW(リヴォニア)が1,200人、ZF(ノースビル)は約400人を抱えている。

11日に開幕した米デトロイトモーターショーには、ZFとZF TRWが初めて共同で出展した。自動運転に関連したセンサーシステムや高性能の制御技術、自動運転の前提ともなるアクティブおよびパッシブセーフティシステムのほか、電気駆動関連では、プラグインハイブリッド車用の8変速ギアなどを出展した。

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