ハンガリー、カンボジアと投資保護協定

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は13日、訪問先のカンボジアで同国のハオ・ナムホン副首相兼外務相と投資保護協定に調印した。シーヤールト外相は、カンボジアの経済成長は堅調で、中産層が増加し起業も活発だと指摘。特に農業や食品製造分野への投資にハンガリー企業の関心が高いとし、同協定への期待を示した。

同日にはプノンペンにハンガリー通商代表事務所が開設された。シーヤールト外相は、保護協定を追い風に、両国間の貿易高が現在の約100万米ドルから来年は500万~1,000万米ドルに大幅に拡大する可能性に言及。農業・食品に加え、ハンガリーが強みを持つ医薬品、IT、エンジニアリング分野での提携にも力を入れたい考えだ。

カンボジアはハンガリーから技術製品の輸入を拡大する一方、同国への靴・衣料品や米粉の輸出拡大のほか、ハンガリー観光客の増加にも期待する。

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