スロベニア、アドリア航空の民営化を閣議決定

スロベニア政府は15日、国営アドリア航空（SDH）の民営化計画を閣議決定した。増資による資金調達に向けて民間投資家から出資を募り、最終的に政府持ち株を完全売却する内容だ。

詳細は明らかでないが、現地メディアによると、民間投資家から増資の形で約300万ユーロを調達し、さらに200～500万ユーロの資金注入を行うことになるという。投資家としてはドイツの投資会社4Kインベストおよびカリスタ・プライベート・エクイティがうわさされている。

SDHの政府出資比率は現在91.58％に上る。2014年の売上高は前年比3％増の1億5,110万ユーロ、最終損益は287万ユーロの赤字から92万ユーロの黒字に転換した。18の目的地に向けた定期便を運行している。