独コンチネンタル、ABS/ESCをインド工場で生産

独自動車部品大手のコンチネンタルは21日、インドのハリヤーナー州グルガオンにある工場でアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)と横滑り防止装置(ESC)の生産を開始すると発表した。今年末に同工場で生産した最初のABS/ESCユニットを大手自動車メーカーに納品する予定。当初は、乗用車用のABSとESCを生産し、後に自動二輪用の製品の生産も開始する。2018年にはインドのバンガロール工場で電子制御装置の生産開始も計画している。

コンチネンタルは、世界でも最大のコンパクトカーと自動二輪の市場であるインドでは安全性向上に関する意識が高まっており、走行の安定性や操舵性を改善するABSやESCは今後大きな需要があると見込んでいる。

コンチネンタルによると、インド道路交通省(MRTH)はこのほど、2017年4月1日以降に製造する排気量125cc以上の自動二輪にABSの標準装備を義務づける法案をまとめた。2018年4月1日からは、既存の自動二輪モデルにもABSの装備が義務付けられる。

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