銀行がクレジットカードを大量交換、データ流出の懸念で

ドイツの複数の銀行が顧客からクレジットカードを回収している。顧客データが流出し濫用される懸念があるためで、ビザとマスターカードが該当する。これまでのところポストバンク、コメルツ銀行と同子会社のコムディレクトがカードの交換を進めていることを明らかにしている。

交換枚数はポストバンクが5万5,000枚、コメ銀が1万5,000枚、コムディレクトが2万枚。コムディレクトが該当顧客に送付した文書には「お客様のクレジットカードのデータがオンラインショッピングの際に盗まれた可能性があることが、弊社の内部監視システムで確認されました。第三者による不正利用が行われる可能性を排除できません」と記されている。

銀行向けにクレジットカードの決済サービスを提供するワールドライン社からカードのデータが流出した。同社は仏ITサービス大手アトスの子会社で、多くの銀行が利用している。

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