ポーランド国営天然ガス・石油会社PGNiGは20日、ノルウェー海域で新たに4区の石油ガス開発権益を取得したと発表した。同社がノルウェー大陸棚に保有する権益は今回取得分を合わせて19に拡大した。今後もさらに同国での開発事業を強化する方針だ。
新たに権益を取得した鉱区はノルウェー海の2区、同領北海の1区、同国沿岸から北東約50キロメートル沖のバレンツ海の1区の計4区。2012年に生産を開始したノルウェー海スカルヴ鉱区に隣接する鉱区では、権益シェア40%を獲得し、営業権も取得した。
PGNiGが共同権益を持つノルウェー大陸棚の鉱区ではスカルヴ、ヴィリェ、ヴァレ、モルヴィンが生産を行っているほか、スナッドとギーナ・クローグでも17年と18年の生産開始に向け開発が進んでいる。
今回行われたノルウェー大陸棚の採掘開発権入札では、PGNiGを含めて37の石油ガス会社に56の鉱区の権益が割り当てられた。