日産自動車は21日、英国のサンダーランド工場に2,650万ポンドを投資して電気自動車用の次世代電池の生産設備を整備すると発表した。これにより次世代電池の生産、メンテナンス、エンジニアリング業務で300人分の雇用を確保できるとしている。
サンダーランド工場で生産する次世代電池は、同工場で生産するEV「リーフ」とスペインのバルセロナ工場で生産する電気商用車「e-NV200」に供給する。
日産自動車の欧州法人は昨年9月、従来モデルに比べ航続距離を26%拡大した3代目「リーフ」を発表した。同モデルはリチウムイオン電池の蓄電容量が従来の24kWhから30kWhに拡大しており、1回のフル充電で最大250キロメートルを走行することができる。
「リーフ」の2015年の世界販売台数は4万3,651台で、このうち欧州では1万5,630台を販売した。