BMW、中国に新エンジン工場を開設

独高級車大手のBMW は、中国の提携先である華晨中国汽車（Brilliance）との合弁会社BMWブリリアンス・オートモーティブ（BBA）が1月22日、瀋陽で新しいエンジン工場を開設したと発表した。3気筒および4気筒のツインパワー・ターボ・ガソリンエンジンを生産し、瀋陽にあるBBAの2工場に供給する。新工場は軽金属の鋳造工場を持つ。将来は同工場で、プラグインハイブリッド車用の高圧電池も生産する計画。

新工場の生産能力は、瀋陽にあるBBAの2工場の生産規模に合わせて最大年30万基とした。2工場では2015年に計28万7,000台超を生産している。新しいエンジン工場の従業員数は長期的に約2,000人となる予定。

BMWのツインパワー・ターボ・ガソリンエンジンは、アルミニウムの割合が高く軽量であるうえ、熱管理や音響特性が改善されているという。鋳造工場は、最大年1万5,000トンのアルミニウムを加工する生産能力を持つ。