BMW、「BMW Labs」で新サービスのベータ版を試験

独高級車大手のBMWは19日、オンラインポータル「BMW Labs」を開設した。BMWの車載インフォテイメントシステム「コネクテッドドライブ」の新しいサービスを開発段階で顧客に利用してもらい、評価を今後の開発に役立てる。

「BMW Labs」で最初に利用できるサービスは、さまざまなウェブサービスやIoT(モノのインターネット)サービスを連携することができる「IFTTT(イフト)」。「IFTTT」では、ツイッターやフェイスブック、メールなどのウェブサービスや、蘭フィリップスの照明システム「ヒュー(Hue)」、仏ネタトモ(Netatmo)の顔認識ホームカメラ、米グーグル傘下のネスト(Nest)が提供するスマートホームサービスなど、260以上のサービスを組み合わせて、独自の「レシピ」を作成することができる。

例えば、車が自宅に近づくと、玄関の照明や室内の空調システムをオンにしたり、ガレージのシャッター開けるといった設定が可能になる。

BMWでは差し当たり、英語のベータ版(開発中の段階で実際に使用して評価してもらうためのサンプル版)を、米国、英国、フランス、スペイン、ドイツ、オーストラリアで試験する。

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