電機大手ABBが大幅減益に

スイスの電機大手ABBが3日発表した2015年12月期決算の純利益は前期比25%減の19億3,300万米ドルと大幅に悪化した。米ドル高や組織再編、石油・天然ガス産業の投資抑制が響いた格好で、売上高も11%減の354億8,100万ドルに落ち込んだ。営業利益(EBIT)は7%減の41億6,900万ドルと減少幅が売り上げよりも小さかったため、売上高営業利益率は前期の11.2%から11.8%へと上昇した。16年12月期の業績については世界経済の先行き不透明感を理由に予測の提示を控えた。

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