ポーランドとスロバキアの企業連合、ウズベキスタンの火力発電所改修

スロバキアのエネルギー企業イストロエネルゴ・グループ(Istroenergo Group)及びシネツタ(Synecta)と、ポーランド同業のSNCラヴァリン・ポルスカ(SNC Lavalin Polska )から成る企業コンソーシアムは先ごろ、ウズベキスタンのタシケント火力発電所の改修工事を完了した。新たに発電容量370メガワットのコンバインドサイクル発電設備を設置した。同プロジェクトの総費用は5億1,200万ドル。

改修事業が開始されたのは2012年。同コンソーシアムが発電施設のプロジェクト管理と設営を行い、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が発電装置を供給した。

同プロジェクトは外部からの貸付と発電所を運営する国営ウズベクエネルゴの自己資金で実施された。貸付の内訳は、中国開発銀行が2億2,000万ドル、ウズベキスタン復興開発基金が7,620万ドル、同国の銀行団が2,690万ドル、シネツタによる信用供与が6,890万ドルのほか、日本の国際協力機構(JICA)も200万ドルを融資した。ウズベクエネルゴの自己資金は1億1,770万ドルだった。

同火力発電所は1963年に操業を開始し、総発電容量は1,860メガワット。

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