ビルフィンガー―水処理事業を中国企業に売却―

経営不振の独建設・サービス大手ビルフィンガー(マンハイム)は6日、水処理技術事業を中国の成都天翔環境(Chengdu Techcent Environment)に売却することで合意したと発表した。事業整理の一環で、同社は今後も事業の放出を検討していく。売却益は実質ベースで約2億ユーロ。第1四半期中の売却手続き終了を見込む。

ビルフィンガーは2011年に伊ディエッメ、13年に米ジョンソン・スクリーンズを買収するなどして水道処理技術事業を強化してきたが、業績不振を受けて昨年から事業の大幅な整理を開始。同事業の放出を決定した。同事業に携わる従業員は約1,600人で、昨年の売上高は3億ユーロ弱だった。

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