PSA、仏生産をスロバキアに部分移管

仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンがフランスの生産業務のスロバキアへの部分移管を検討している。ロイター通信が4日報じたもので、シトロエンの小型車「C3」の生産をパリ近郊のポワシー工場から移すとともに、同工場での生産を2017年以降順次削減していく予定だ。

C3を主に生産するポワシー工場では、今年の生産予定台数の23万5,000台をピークに、17年は14万台、18年には12万台~13万台まで減らす。減産に伴い850人の従業員が整理される見通しで、一部はサポートサービスを提供するキャップ・ジェミニ社に異動させるという。

移管先となるスロバキア西部トルナヴァ工場の年産台数は36万台に拡大する見通しだ。同国のウェブ紙『Etrend.sk』によると、PSAはトルナヴァ工場の生産体制を4交替制にし、週末勤務も追加。雇用人数を増やすことも検討している。

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