スロバキアのエネルギープラント企業SESトルマチェ(SES Tlmace)は、キューバの国営電力大手ウニオン・エレクトリカ子会社のエネルゴインポルトから火力発電所の設備更新プロジェクトを受注した。国営TASR通信が9日報じたもので、首都ハバナ西方のマリエル火力発電所に出力100メガワットの発電ユニットを設置する。投資額は約9,000万ユーロで、スロバキア大手銀のVUBによる融資に加え、スロバキア輸出入銀行が輸出信用を供与する。完成は2019年の予定。
SESは2006年にもキューバのサンタクルス発電所に発電ユニットを設置した実績がある。
マリエル火力発電所の近代化プロジェクトはキューバのエネルギー関連事業では過去20年間で最大規模となる。同発電所は新設された特別投資地域に位置している。