ソラリス、15年売上高で過去最高を記録 1/2

ポーランドのバス製造大手ソラリスは16日、2015年通期決算の売上高が17億ズロチ(4億300万ユーロ)となり、創業以来最高の売上高を記録したと発表した。販売台数は、バスおよびトローリーバスが計1,279台、トラムは17台となり、同社の20年の歴史で3番目に多かった。

ポーランド市場では昨年、都市バスを333台販売し、市場シェアで47.5%を確保した。昨年の国内都市バス市場の規模は全体で701台となっており、ソラリスは2位のMAN(122台)以下を大きく引き離し断トツの1位となっている。

国外市場では累計で946台を販売しており、このうち昨年の販売が74%を占めた。なかでもチェコでは昨年158台を販売し、同社にとってポーランドに次ぐ2番目の市場となった。以下、ドイツ、ラトビア、イタリア、ルーマニア向けなどが好調だった。

電動バスはスペイン、ドイツ、ポーランドで計25台を販売した。

同社は新モデルの販売を積極化しており、昨年は「ウルビーノ」シリーズから新世代モデルを発売した。2016年は新型「トロリーノ」および新型「ウルビーノ」の天然ガス(CNG)モデルの市場投入を計画するほか、ハイブリッドバスの販売も強化する方針を示している。

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