ライプチヒの見本市運営会社ライプチガー・メッセは2月22日、2016年のライプチヒ国際自動車見本市(AMI)の開催を中止すると発表した。2月に入り半数以上の乗用車メーカーが出展の申し込みを取り消したことが理由。専門見本市「ニューモビリティー2016」(4月12日~13日)と独輸入車販売組合(VDIK)主催の代替燃料をテーマにした業界会議(4月12日)は予定通り実施する。
AMIによると、2月初めには乗用車メーカー22社・27ブランドがAMIへの出展を申請していたが22日までに13社・17ブランドが申請を取り下げた。VDIKのフォルカー・ランゲ会長はこのような事態について、「多くの乗用車メーカーは、これまでと異なるコミュニケーションコンセプトを持った新しい販売・マーケティング戦略を開発している」と述べ、多くのメーカーがAMIへの出展を見直した背景に言及した。
AMIはフランクフルト国際モーターショー(IAA)が開催しない年に催されている(AMI、IAAはいずれも隔年開催)。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、国外メーカーでは仏自動車大手のPSAやルノーなどが出展を取りやめたという。