チェコのシュコダ自動車は2月22~25日にスペインのバルセロナで開催された携帯通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス」(MWC 2016)で、ケーブルを使用せずに無線LANでスマートフォンと車載機器を連携することができる新技術「ワイヤレス・ミラーリンク」のプロトタイプを披露した。同技術はReal VNCとテヒニザット(TechniSat)と共同で開発したもので、MWCではReal VNCのブースで展示した。
ミラーリンクは、米国の業界団体であるカー・コネクティビティー・コンソーシアム(CCC)が推進する規格で、車載ディスプレーやカーオーディオなどの機器とスマートフォンで作動するアプリケーションとの双方向通信を可能にする。
シュコダはほぼすべてのモデルでミラーリンクをオプションで採用しているが、現在はケーブルが必要という。シュコダ、Real VN、テヒニザットの3社はいずれもCCCに加盟している。