チェコの経済成長が自動車産業に追い風となっている。2015年の新車市場は9%、生産台数も6.1%拡大した。不測の事態さえなければ、今年も昨年並みの結果が出そうだ。
同国は昨年、国内生産(GDP)が4.2%伸びた。これを力に、自動車新規登録台数の増加率は前年比で20%と、西欧平均の9%を大きく上回った。
乗用車生産台数は国内3社がいずれもプラスを記録。総数が6.1%増加し、過去最高の128万台に上った。フォルクスワーゲン(VW)子会社のシュコダ自動車は2.4%増の73万6,977台、現代自動車は11.3%増の34万2,200台、トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル・チェコ(TPCA)は7.6%増の21万9,054台だった。