独自動車最大手フォルクスワーゲン(VW)が5億ユーロを投じてスロバキアのブラチスラヴァに新車体工場を建設するプロジェクトが、このほど完了した。新工場では傘下のポルシェのクロスオーバーSUV車「カイエン」の車台とフレームを製造する。
新工場は敷地面積が3万5,700平方メートルで、最新の溶接システムを導入し、ロボット約500台を配置した。約200人の生産体制をとる。
ブラチスラヴァの既存工場は1991年に操業を開始。VW、アウディ、シュコダ、ポルシェ、セアトの各ブランドのモデルを生産し、主に欧州、中国、米国、ロシアに輸出している。累計生産台数は400万台超で、2013年にはVWグループ初の電気自動車「e-up!」の生産も開始した。