チェコ北西部のウースチー・ナド・ラベム郡当局はこのほど、建設会社APBプルゼニの風力発電パーク2カ所の建設許可申請に関連する環境審査を完了し、計画内容を大筋で承認した。今後は周辺住民の理解を得られるかどうかが焦点となる。
建設許可の申請があったのは、(1)プジーセニツェ貯水池近辺(2)ヴィースルニ北東――の2カ所での風車設置について。郡当局は、それぞれ32基の設置を認めた。
ただ、(1)については高さを105メートルに制限した。これにより、各風車の出力は2メガワット以下となる。また、(2)については鳥類保護の理由で、許可数は申請よりも5基減らした。
風力発電パークの建設予定地は、いずれもドイツ国境から10キロと離れていないところに位置する。