ドイツ乗用車新車登録、2月は12.1%増

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2016年2月の乗用車新車登録は25万302台となり、前年同月に比べ12.1%増加した。大幅な増加は前年同月に比べ営業日が1日多かった影響がある。法人向けの販売割合は全体の67.9%だった。

電気自動車は751台、ハイブリッド車は3,532台(うち、プラグインハイブリッド車は1,239台)だった。ディーゼル車の割合は全体の47.2%、ガソリン車は50.9%だった。

セグメント別では、スポーツカーが42.7%増、キャンピングカーが39.2%増、SUVも33.2%増と大幅な2ケタ増となった。市場シェアはコンパクトクラスが25.2%で最も多く、小型車(14.4%)、中型車(13.5%)、SUV(12.4%)の4セグメントで全体の65%以上を占めた。

ブランド別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が5万2,282台となり、前年同月比では4.3%増と全体に比べると小幅の伸びにとどまった。ドイツ勢では、オペル(28.1%増)、メルセデス(23.3%増)、フォード(16.3%増)、アウディ(14.5%増)が2ケタ増となった。

国外ブランドで最大手のシュコダは9.1%増の1万4,670台。前年同月比で大幅な伸びを示したのは、テスラ(250%増、91台)、ジャガー(96.5%増、444台)、サンヨン(190台、66.7%増)だった。

日本勢は、スズキが6.6%減となったものの、ホンダ(60.5%増)、三菱(40.8%増)、スバル(32.4%増)が30%を超える大幅な増加となったほか、レクサス(17.2%増)、マツダ(16.3%増)、トヨタ(14.5%増)、日産(9.8%増)も前年同月を上回った。

■ 1~2月の輸出は横ばい

ドイツ自動車工業会(VDA)によると、2月の輸出は5%増の40万3,400台に拡大したが、1~2月の累計では前年並みにとどまっている。国内受注は好調で、2月は前年同月比20%増と大幅に伸びた。1~2月の国内受注は累計で6%増となった。

2月の国内生産は6%増の53万2,800台。2月単月では過去最高の生産台数となった。1~2月の累計は3%増だった。

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