プジョーが復調、15年は4年ぶりの黒字

仏自動車大手PSAプジョーシトロエンが2月24日発表した2015年12月通期決算の最終損益は12億200万ユーロの黒字となり、前期の赤字(5億5,500万ユーロ)から改善した。通期の黒字は4年ぶり。売上高は6%増の546億7,600万ユーロだった。

同社は欧州の新車販売の冷え込みなどで一時は深刻な経営危機に陥った。しかし、14年に中国の東風汽車と仏政府による出資を受け入れ、再建に着手。人員整理、設備投資圧縮などの合理化を推進してきた。昨年はリストラ効果と欧州の販売回復で黒字化を果たした。

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