ポーランドのソラリス、独エスリンゲンでトローリーバスが運行開始

ポーランドのバス製造大手ソラリスは3月4日、独バーデン・ヴュルテンブルク州のエスリンゲンで、ソラリスが納車したトローリーバス4台のうち最初の1台が運行を開始したと発表した。このトローリーバスは、チタン酸リチウム電池を充電池として装備しているため、電気を供給するための架線が整備されていない区間も電気駆動で走行できる利点がある。

エスリンゲン交通局に納車したトローリーバスは、ソラリスとドイツのフォスロー・キーペ(Vossloh Kiepe)によるコンソーシアムが受注したもので、フォスロー・キーペ製の電気駆動システムを搭載している。全長18.75メートルの連結バス「トロリーノ」で、トローリーバスの3車軸のうち2車軸を電気モーター2基で駆動するダブルアクスル駆動システムを装備している。座席数は43で、昼間点灯用LEDライト(デイライト)の装備により安全性・経済性を向上させた。

エスリンゲン交通局は保有車両のリニューアルの一環として今回4台を調達した。バーデン・ヴュルテンブルク州はハイブリッドバスおよび電気バスの購入を助成するプログラムの枠組みを通して計60万ユーロを支援した。

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