西グルーポ・アントリン、メキシコ工場を開所

スペインの自動車部品大手グルーポ・アントリンは3日、メキシコのトラスカラ州ウアマントラに建設した新工場の開所式を行った。ヘッドライナー、ドア、ピラー、シートバックを生産し、アウディがサン・ホセ・チアパ工場で生産する新型「Q5」に供給する。今後、プエブラにあるフォルクスワーゲン(VW)工場のプロジェクトが加わる可能性もあるという。

新工場の建設投資は約3,500万ユーロ。従業員数は約300人となる予定。ウアマントラ工場は、グルーポ・アントリンにとってメキシコで8番目の工場となる。

なお、グルーポ・アントリンは昨年、カナダ同業のマグナ・インターナショナルの内装事業を買収した。これによりメキシコではトルーカとサルティーヨの2工場が加わった。この2工場を合わせたグルーポ・アントリンのメキシコの製造拠点は現在8カ所で、従業員数は4,000人、売上高は5億6,000万ドルとなっている。

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