独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月比で0.3%減少した。ユーロ圏(ドイツを除く)が5.9%落ち込んで足を強く引っ張った格好。ユーロ圏外も0.3%縮小した。国内は2.2%増加した。
物価調整後の実質生産高は前年同月を0.3%上回った。売上高(名目)は0.1%増の132億ユーロ。国内が1.6%増の65億ユーロに拡大したものの、ユーロ圏は2.8%減の25億ユーロに後退。ユーロ圏外は0.1%増の42億ユーロだった。
ZVEIは今回、連邦統計局の最新データを受けて2015年業績の修正値を発表した。それによると、新規受注高は前年比で7.0%増加(2月に発表した暫定値は6.7%増)。内訳はユーロ圏が9.6%増(同9.4%増)、ユーロ圏外が10.7%増(10.6%増)、国内が3.3%増(2.7%増)だった。実質生産成長率は1.3%増で、当初の0.9%増から上方修正された。
売上高(サービスを含む)も3.9%増の1,785億ユーロへと引き上げられた(当初は3.7%増の1,780億ユーロ)。国外が8.0%増の920億ユーロ、国内が0.1%減の865億ユーロだった。