ロシアのトラック最大手カマズは先ごろ、独自動車大手のダイムラーとトラックのキャビンの共同生産を計画していると発表した。両社の合弁会社ダイムラー・カマズ・ルス(DK Rus)が拠点を持つタタールスタン共和国東部のナーベレジヌイェ・チェルヌイで、新工場の建設を開始したという。投資額などの詳細は明らかにしていない。
ダイムラーはカマズの株式の15%を保有しており、ダイムラー・カマズ・ルスを通じてメルセデスやふそうブランドのトラックも生産している。同社はこれまで「メルセデス・ベンツ・トラック・ヴォストーク(MBTV)」の名で知られたが、ふそうのダイムラーグループへの完全統合と、ふそうとカマズの合弁会社「ふそう・カマズ・トラック・ルス」の合併に伴って、今年1月に社名を変更した。