トヨタ紡織が欧州事業再編、自動車内装事業を部分売却

トヨタ紡織は31日、自動車内装部品を手掛ける欧州子会社3社と、トヨタ紡織ヨーロッパのミュンヘン支店で展開する内装事業の一部を、リヒテンシュタインの自動車部品会社メガテック・インダストリーに売却すると発表した。事業再編の一環で、苦戦する事業を整理して収益性の向上をはかる。自動車ドア内装事業の一部もメガテックと折半出資で設立する合弁会社に移管する。

メガテックに売却するのはドイツにある紡織オートモーティブヨーロッパ(2011年設立、資本金2万6,000ユーロ)、紡織オートモーティブポーランド(1996年設立、資本金1,190万ズロチ=約280万ユーロ)、紡織オートモーティブチェコ(2012年設立、資本金20万コルナ=約7,400ユーロ)の3子会社と、自動車シートを除くミュンヘン支店の内装事業。

メガテックと設立する合弁会社は社名がメガテック紡織ヨーロッパで、チェコのピルゼンに拠点を構える。トヨタ紡織の独自技術を活用した天然繊維のドア部品を手掛ける。

メガテック・インダストリー(ファドゥーツ)は2014年の設立で、資本金は5万スイスフラン(約4万5,800ユーロ)。

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