化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は3月30日、耐熱水・耐薬品床材「ユークリート」の生産施設をマレーシア西部のクランに開設したと発表した。アジア・太平洋地域の需要拡大に対応する狙いで、顧客ニーズに柔軟かつ速やかに対応できるようになる。
ユークリートは水系硬質ウレタンを主成分とした高機能床材で強靱性、耐薬品性、耐熱性をあわせ持つことから、腐食性の強い薬液や重量車輌の頻繁な走行に耐えることができる。細菌の繁殖抑制効果もあることから、食品・飲料・化学・医薬品産業や整備工場など幅広い分野で利用されている。