カプセルコーヒーへのデポジット課金、過半数が支持

ネスプレッソなどのカプセルコーヒーの容器にデポジット(保証金)を課すべきだと考える消費者がドイツで53%に達することが、世論調査機関ユーゴブ(YouGov)のアンケート調査で分かった。カプセルコーヒーは手軽なうえ、ライフスタイル製品として人気が高いものの、包装の無駄が多いとの批判も強く、環境政党・緑の党はデポジット課金の対象に加えるよう要求している。アンケート調査では持ち帰りコーヒー(coffee to go)の容器にも課金すべきとの回答が59%と高かった。

ドイツではリターナブル容器飲料の販売減少に歯止めをかける目的で使い捨て容器飲料へのデポジット課金(25セント)が2003年に始まった。現在はペットボトル、缶など使い捨て容器入りの飲料が課金対象となっている。ただ、例外もあり、ワインや蒸留酒で用いるガラス製の使い捨て容器と紙パックは対象となっていない。これについてユーゴブが消費者に質問したところ、ガラス製使い捨て飲料については80%が課金に賛成と回答した。紙パックについては51%が反対で、賛成の42%を上回っている。

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