ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した同国の2016年3月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は12万5,917台となり、前年同月に比べ10.0%減少した。1~3月の累計は前年同期比16.9%減の31万9,092台にとどまった。
自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は3月の販売実績について、「何カ月も減少が続いた後、次第に底に近づきつつある。しかし、自動車販売市場全体は依然として苦しい状況にあることを示している」とコメントした。今後このような好転に向けた展開が続くかについては、マクロ経済環境の安定と政府による市場需要を刺激する政策努力の継続にかかっている、と指摘した。