独ベバスト、広島工場を拡張

自動車用ルーフシステムなどを生産する独ベバストは4月5日、拡張工事を行っていた広島のルーフシステム工場で、新たに建設した2階建て社屋の竣工式を行った。新社屋の建設投資は約560万ユーロ、床面積は5,000平方メートルを超える。

広島工場では、拡張工事により、将来のプロジェクトに備えて生産能力を拡大した。また、従業員の増加に対応するため、オフィススペースや会議室も増設した。広島工場では2016年中だけで40人以上を増員する計画。同工場には現在、約300人が勤務している。

ベバストは昨年、1,000万ユニットを超えるルーフシステムを生産した。このうち、広島工場では100万ユニット以上を生産した。

ベバストは1978年から日本市場で事業を展開しており、1990年に広島工場で生産を開始した。今回の拡張工事により、広島工場の床面積は合計で1万2,500平方メートルに拡大した。同工場では現在、主にサンルーフとパノラマルーフを生産し、マツダや日産、スバルなどに供給している。

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