アップルが独でEVを極秘開発か

IT大手の米アップルが電気自動車(EV)の開発をドイツで極秘に進めているとの観測が浮上している。日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』が消息筋の情報とした18日、報じたもので、ドイツ市場に投入する計画という。同社は「噂や憶測にはコメントしない」として回答を控えている。

FAZ紙によると、独企業から引き抜いた比較的若いトップクラスのエンジニア、IT技術者、営業担当者およそ15〜20人が首都ベルリンで開発と市場投入の準備を行っている。生産は自動車受託製造のマグナがオーストリアで行う。マグナの墺工場はBMW「ミニ」向けの生産終了に伴い生産能力に大幅なゆとりがあるという。マグナはFAZの問い合わせに対し回答を控えた。

アップルは2019年ないし20年に同EVを独市場に投入する予定。販売・修理網を持たないことから一般向けの販売は行わず、カーシェアリングでの利用を計画しているもようだ。また、将来的に自動運転車の投入を念頭に置いているものの、19〜20年に市場投入する同EVは自動運転車でないという。

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