チェコ、鉄道駅の改修プロジェクト

チェコの国営鉄道設備管理局は先ごろ、現地紙『ホスポダールスケ・ノヴィニー』に対し鉄道駅の改修プロジェクトに関する入札を近く開始することを明らかにした。2016年中に5億コルナ(約1,850万ユーロ)をかけて同国の60の駅を改修する他、その後5年間でさらに25億コルナを投ずる計画だ。

同局関係者によると、今回のプロジェクトでは利用者や鉄道スタッフの利便性向上を目的とした改修を行う他、小規模企業に貸し出すための事業用スペースを設置する予定だ。

チェコでは自動車道建設プロジェクトの遅延や中止に加え、事業に対する環境アセスメントの強化などを背景に建設会社の収入が減少している。このため、既に事業の推進が確定した別プロジェクトに事業資本をシフトさせている。同改修プロジェクトには旧国営建設会社メトロスラフ、建設会社ゲオサン・グループのほか、墺ストラバグ・レイルなどが関心を示している模様だ。(1CZK=4.59JPY)

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