Scania

スウェーデン商用車大手スカニア は4月19日、2016年第1四半期の欧州におけるトラックの受注台数が07年以来の最高水準に達したと発表した。第1四半期の市場シェアは前年同期をわずかに上回る17.4％となった。買い替え需要や原油価格、金融サービスへのアクセスが欧州の需要を支えている。経済危機から脱却した東欧や南欧での受注拡大も販売好調に寄与している。同社のヘンリクソン社長兼CEOは、「われわれは経済低迷の難しい時期にスペイン、フランス、ポルトガル、イタリアなどで販売組織の強化や新しいセグメントへの参入に注力してきた。それがいま効を奏している」との見方を示した。東欧では近年、ポーランドで大型トラック市場が伸びており、スカニアは同国で約22％のシェアを確保しているという。