欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は5月3日、米インターネット大手グーグルと自動運転技術の分野で提携すると発表した。2017年に発売するハイブリッド・ミニバン「パシフィカ(Pacifica)」に、センサーやソフトウエアを含めたグーグルの自動運転システムを採用する。
FCAはグーグルのシステムを搭載した「パシフィカ」約100台をグーグルに納車する。グーグルは同車両を自ら実施している自動運転車の試験に投入する。
今回の合意は、グーグルが自動運転システムで自動車メーカーと提携する初めてのケースとなる。メディア報道によると、グーグルはフォードとも交渉を進めていたが、フォードは自動運転技術を自社で開発する方向に決めたもよう。