ハイデルベルクセメント―利益見通し引き上げ―

セメント大手の独ハイデルベルクセメントは4日、2016年12月期の利益見通しを引き上げた。第1四半期(1~3月)の業績が好調だったためで、これまで「緩やかに増加する」としていた営業利益と純利益を「1ケタ台後半から2ケタ台の伸びになる」へと上方修正した。

第1四半期の営業利益は1億3,800万ユーロで、前年同期を約20%上回った。燃料安のほか、北米と欧州の建設市場の回復が大きい。売上高は横ばいの28億ユーロ。最終損益は季節柄7,200万ユーロの赤字となったものの、赤字幅は前年同期から41%縮小した。

上部へスクロール