BMW

独高級車大手のBMW は2015年通期の決算報告会見で、高い利益率を確保するため、「7シリーズ」や「Mパフォーマンス」モデルなど利益率の高いモデルの販売事業をさらに強化する方針を示した。同社のフリードリッヒ・アイヒナー取締役(財務担当)はこれに加え、バリエーションやオプション装備を厳しく吟味することで、開発、生産、アフターセールスにおける煩雑さを減らす意向を示した。傘下のMINIではすでに、バリエーションを3車種減らしラインアップを5モデルに縮小する戦略を取っている。また、BMWはこの10年間、販売台数で独高級車メーカーのトップの地位を堅持してきたが、クリューガー社長は「我々は販売台数だけを見ているわけではない、と常に言及してきた」と述べ、販売台数の競争でトップの座を明け渡す用意があることを示唆した。

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