PSA、モジュラー・プラットフォームを使ったEVやPHVを計画

仏自動車大手のPSAグループは5月25日に開催したイベント「イノベーションデー」で、2つのモジュラー・プラットフォーム「コモン・モジュラー・プラットフォーム(CMP)」と「エフィシエント・モジュラー・プラットフォーム2(EMP2)」を紹介した。両プラットフォームをベースに2019年から、内燃エンジン搭載車、電気自動車、プラグインハイブリッド車(ガソリンエンジン搭載)を生産していく計画。

CMPは中国の提携先である東風汽車公司と共同開発したプラットフォームで、シティーカーやセダンの中核モデル、コンパクトSUVの生産に投入する。電気自動車用プラットフォーム「e‐CMP」も共同開発する計画で、e‐CMPを使った電気自動車の航続距離は最大450キロメートルとなる見通し。2021年までに電気自動車4モデルを市場投入する計画で、最初のモデルは2019年に発売する予定。

EMP2は、コンパクトカー、高級モデルに使用する。2013年にEMP2を使ったシトロエン「C4」とプジョー「308」を発売しており、2014年には中国市場にも投入した。2019~2021年には、EMP2をベースとするプラグインハイブリッド車(ガソリンエンジン搭載)7モデルを市場投入することを計画している。

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