独樹脂部品メーカーのレヒリングは5月24日、拡張・近代化工事を終えたチェコのコプシヴニツェ工場で新たな生産施設などで操業を開始した。拡張工事の投資額は800万ユーロ。受注好調を受けて、生産面積や物流スペースなどを拡大・近代化した。
同工場は2007年から、欧州やアジア、米国に製品を出荷している。2015年に新たに3,000平方メートルの用地を購入し、工場の用地面積を3万1,000平方メートルに拡大した。同工場では、新規顧客の獲得や、既存顧客からの新規受注などで事業が好調に推移している。
レヒリングは、車台やエンジンルーム、エアー・ウォーターマネジメント関連の樹脂部品やディーゼル車の排ガス処理システムである選択触媒還元(SCR)システムの樹脂タンクなどを生産している。コプシヴニツェ工場の従業員数は約130人で、今後さらに増える見通し。