独自動車大手のダイムラーがシュツットガルトで発足したスタートアップ支援プロジェクト。ベンチャー企業を支援している米プラグアンドプレイ、シュツットガルト大学、ドイツの産学連携プロジェクト「ARENA2036」と共同で運営する。
新興企業の支援を目的とし、ソフトウエアだけでなく、ハードウエアにも重点を置く。また、国内だけでなく、国外の新興企業の同プロジェクトへの参加も歓迎している。
「スタートアップ・アウトバーン」の参加者は、シュツットガルト大学内にある「ARENA2036」の研究施設の共同作業スペースや実験設備(ハードウエアラボ)を利用することができる。ハードウエアラボには、プロトタイプ製造や小規模生産用の工具や機械、3Dプリンタ、ソフトウエアなどが用意されている。また、法律や税金に関する質問、資金計画などをサポートするサービスも利用することができる。
プラグアンドプレイは、米シリコンバレーや欧州、アジア、南米など世界各地でスタートアップ企業と投資家をつなぐ各種イベントを開催するほか、スタートアップ企業にも投資している。