自動運転車の購入、否定派が肯定派を上回る

自動運転車の購入に否定的なドライバーは肯定的なドライバーを上回ることが、リース会社リーストレンドがドイツの自動車購入者1,000人を対象に実施したアンケート調査で分かった。それによると、「自動運転車を購入することが考えられる」との回答は31%にとどまり、「考えられない」の45%を14ポイント下回った。

「考えられる」との回答は男性で34%とやや高く、年齢層別では31~50歳の38%が最高だった。世帯所得(手取り)別では月4,000ユーロ超が最も高く、45%に上った。

自動運転車のメリットでは「事故回避」との回答が最も多く、56%に上った。これに「快適性が高まる」(41%)、「燃料の節約につながる」(36%)が続いた。

デメリットでは「車両をコントロールできなくなる」(61%)が最大で、2位は「ハッカー攻撃」(53%)、3位は「運転の楽しみが減る」(51%)だった。

「自動運転車の価格が従来型の自動車よりも高いことを受け入れられますか」との質問では「いいえ」が76%に達し、「はい」の23%を大幅に上回った。「はい」と答えた人に「どの程度の価格差を許容できますか」と聞いたところ、平均回答は1,348ユーロだった。年齢層別では30歳以下が最も高く1,597ユーロに上った。所得層別では3,000~4,000ユーロの1,625ユーロが最高だった。

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