自動車部品メーカーの独カーコスティクス(レバークーゼン)をカーライル傘下の投資会社アルプインベストが売りに出しているもようだ。消息筋3人の情報としてロイター通信が報じたもので、投資銀行ロスチャイルドに売却プロセスを委託したという。
カーコスティクスは防振・断熱部品を手がけている。従業員数は1,800人。昨年の売上高は2億8,000万ユーロで、営業利益(EBITDA)およそ3,000万ユーロを計上した。売却益は最大2億ユーロと見込まれている。
アルプインベストは2年前にもカーコスティクスを売りに出した。この時は中国企業を含む複数の投資家が買収に関心を示したものの、買収提示額が低かったことから売却を見送った経緯がある。