欧州復興開発銀行(EBRD)が独自動車部品のドレクスルマイアー(Draexlmaier)の南東欧事業拡大プロジェクトを支援する。同社が5月25日に発行した総額9,000万ユーロの債務証書(Schuldschein)のうち4,000万ユーロを購入する形で融資にあてる。
ドレクスルマイアーは調達資金をルーマニア、セルビア、マケドニア、チュニジアの工場の生産能力拡張と設備の刷新、およびモルドバの新工場建設に投資する。同社は今回の資金調達にあたり、社債に比べ一件当たりの額面を高額にすることができ、利息の支払いが容易でコストを抑えられる債務証書を選んだ。
ドレクスルマイアーはワイヤーハーネスなどの電装部品や、センターコンソール、ドア化粧パネルなどの内装部品を製造し、メルセデスベンツ、BMW、アウディ、ポルシェなど高級自動車ブランドに供給する。世界20カ国超に事業拠点を構える。