チェコ、交通インフラをスマート化

チェコ政府が国内の高速道路、鉄道、運河などにセンサーを備えた新しい交通マネジメントシステムを導入することを検討している。最新の情報技術(IT)を利用して交通システムの円滑化を図ることが目的で、センサーが収集した情報を道路情報表示機に自動的に表示することでドライバーが渋滞を避けることなどが可能になる。政府は2020年までに総事業費120億コルナ(約4億4,000万ユーロ)を投じる計画で、70余りの関連事業を予定している。

ツォク運輸相は経済紙『ホスポダールスケ・ノビニー』に対し、道路の利用者に交通情報を迅速に提供し、利用者がすばやく別のルートを選べるようにすることが目的だと述べた。

新システムではセンサーやカメラを利用して車のナンバーを録画し、ソフトウェアが解析して警察の捜査に活用することや、道路の表面に埋め込まれたセンサーが過積載トラックを見つけ出すことも可能になる。(1CZK =4.40JPY)

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