自動車内装部品大手の西アントリン、ハンガリー新工場が竣工

スペインの大手自動車内装部品メーカー、グルーポ・アントリンは5日、ハンガリーのケチュケメート・ヘルヴェーチア工場で新工場棟が竣工したと発表した。投資額は55億フォリント(1,740万ユーロ)で、うち9億6,790万フォリントを政府及び欧州連合(EU)からの助成金で賄った。

同工場はカーペット、トランク部品、ドアパネルを生産し、近隣のメルセデス工場に供給している。また、グループのドイツ工場(旧インタイア・オートモーティブ・アイブル・インテリアズ)や、中国へも輸出している。

昨年の売上高は1億800万ユーロ、純利益は600万ユーロだった。売上高のうち7,200万ユーロが輸出だった。国内向けの3,600万ユーロはすべてメルセデス工場へ出荷した。

アントリンのハンガリー子会社は2010年、加マグナのハンガリー事業として設立された。マグナが2015年に内装部品事業の大半をアントリンに売却したのに伴い、その傘下に入った。(1HUF=0.36JPY)

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